9月13日、先週立てておいた畝に、いよいよ秋冬作物の種をまきました。あわせて、田んぼの様子も見てきました。この日は教わることが多く、これからのことを考えるきっかけになった一日でした。

祖父の家の横の畑に、かぶと大根をまきました
まいたのは、長崎赤かぶ、白かぶ、大根の3種類です。



はじめは手で穴を掘りながら、3粒ずつ置いていきました。
ただ、この方法だとなかなか進みません。そこで、作業係が職場から借りてきてくれた手押し式の種まき機「ごんべえ」の出番です。

これが本当にすごくて、押していくだけで穴あけ、種まき、土かけまで一度に終わります。体感でいうと10分ほどで種まきが終わってしまいました。手作業で悩んでいた時間は何だったのかという感じです。文明の利器ですね。
実際に使っている様子は、YouTube「くらたねTV」で動画にしています。どのくらいの速さで進むのかは、動くところを見たほうが伝わると思います。

じゃがいもは30cm間隔で
植えたのは、作業係が職場で余ったと分けてもらってきた「にしゆたか」という品種です。
植える前に、重さを量っておきました。

これだけ植えたら、どのくらい穫れるのか。祖父の家のじゃがいもと比べてみたいので、記録として残しておきます。収穫のときにまた量って、この記事に戻ってこようと思います。

畝の間に、30cm間隔で種芋を置いていきます。
植え付けの様子は動画にもしています。間隔の取り方は、動くところを見たほうが分かりやすいと思います。
ここで祖父の農家魂に火がつきました。「並びが歪んでいる」「芽が下を向いている」と、なかなか厳しい指導が入ります。ひとつひとつに理由があるので、言われるたびに納得しながら直しました。

畑の割り振りが決まりました
作業をしていたら、祖父と祖母もネギとじゃがいもを植えたいとのこと。そうなるとこの畑は埋まってしまうので、残っているにんにくやかつを菜などは、別の畑にまくことになりそうです。
今年の秋冬は、いろいろな作物を試してみて、来年から何を育てるかを決めたいと思っています。どんなふうに育つのか楽しみです。
家では、セルトレイに種をまきました
畑に直接まくものとは別に、家でもセルトレイに種をまきました。まいたのは、かつを菜、白菜、ブロッコリーです。

この3つは、種から直接畑にまくのではなく、ある程度の大きさの苗まで育ててから植える予定です。まずは家の近くで様子を見ながら育てます。
ひとつひとつのセルに土を入れて、種をまいて、水をやりました。

トレイ3枚分、これで完了です。芽が出てくるのが楽しみです。
セルトレイへの種まきの手順も動画にまとめました。土の入れ方から水やりまで通して見られます。

ウンカは、外から見ているだけでは分からない

ちょうど畑の作業を始めたころ、祖父の農業仲間の方がいらっしゃいました。お米について、これからの時期はウンカに気をつけるようにと助言をいただきました。
教わって驚いたのは、ウンカは外側から見ているだけでは見つけられないということです。株の中に入って、よく見る必要があるそうです。

外から見て分かるようになった頃には、もう田んぼ全体に広がっていて手遅れになっているとのこと。これからは中までよく観察するようにします。

無肥料・無農薬の田んぼを見せてもらいました
そのあと、祖父の農業仲間の方の知り合いの畑を紹介してもらいました。どこも化学肥料を使わず、農薬も使わずにやっているところばかりです。
掛け干しでうま味が増す
こだわっている方は、稲を刈ったあとに「掛け干し」もしているそうです。機械で一気に乾かすのではなく、天日でゆっくり乾燥させると、うま味が増すとのことでした。
うちの分も少しだけ掛け干しをして、食べ比べてみるのも面白そうです。
田んぼによって、稲の姿がまるで違う
いくつも見せてもらって驚いたのは、田んぼごとに稲の姿がまったく違うことです。品種の違いもありますが、色も穂のつき方もそれぞれでした。
- 穂に実が入っていない稲は、明らかに穂が立っている
- 土に力がない田んぼでは、分けつが進まずスカスカしている
言われてみれば、たしかにそのとおりでした。これまで自分の田んぼしか見ていなかったので、比べて初めて分かることが多いです。
無肥料・無農薬は、コツをつかむまで3年
話を聞いている限りでは、無肥料・無農薬でうまくやれるようになるまでには3年ほどかかるそうです。ただし、土地そのものが良くない場合は、どうやってもうまくいかないとのことでした。
病害虫への対処は、水の量の調整でしているそうです。たとえばジャンボタニシの場合、田植えの直後に深水と浅水を1日おきくらいで繰り返して、発生しにくい状態をつくるのだとか。
ただ、これは毎日水の管理をする必要があります。今のわが家の生活で同じことをするのは、正直かなり難しいです。電動の水門を入れるとか、何か工夫を考えないといけません。
そこまで手をかけている方は、できたお米をECサイトや企業に自分で売り込んでいるそうです。
うちでも、1枚だけ挑戦してみたい
全部の田んぼで同じことをするのは無理でも、1枚だけ無肥料・無農薬に挑戦してみる、という形ならできるかもしれません。リーダーはそんなふうに考えているようです。
今すぐの話ではありませんが、こうして実際にやっている方の田んぼを見せてもらうと、現実味が出てきます。
畑に、何者かの足跡
最後にひとつ。種をまいた畑に、何かの足跡がついていました。

大きさからすると小動物のようですが、正体は分かりません。せっかくまいた種が掘り返されていないか、次に行ったときに確認してみます。
今週のふりかえり
種まき機のおかげで作業はあっという間でしたが、その分、人から話を聞く時間がたくさん取れた一日でした。
ウンカの見つけ方も、無肥料・無農薬の話も、自分たちだけでやっていたら知らないままだったと思います。近くに詳しい方がいて、こうして教えてもらえるのは本当にありがたいです。
まいた種がどう育つか、しばらくは畑に通うのが楽しみになりそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
